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2018/03/18 19:15
こんにちは。
日本経年変化協会の会長でございます。
いつもSpecialite & Entreeも応援して頂いてありがとうございます。
スタッフのアキラ君が東京に出張のために今回私がこちらのブログを更新させて頂きます。
ってか今回は急遽私の一存で製作したので自身で紹介したかったんですけどね。
「感動して嬉しかった。」だから急遽製作しました
名付けて”春の肉厚バーガンディー”仕様
名付けて”春の肉厚バーガンディー”仕様
価格:3,000円(税別)
素材:牛革(北米産原皮、脱クロムタンニン鞣し染色仕上げ)
カラー:バーガンディー
ブランド:Entree
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢
2015年に余り革を何とかできんもんかね?
とリリースされたのがこちら。ポケットティッシュ専用ケース『Serviette』。
鞄や靴。その他製作で余ったレザーで製作するもんだから、仕様のも製作の度に異なるし製作も不定期と言う気まぐれアイテムなんですが、高い支持を頂戴して気まぐれリリースを繰り返しております。
最近はガムの本田さんの作品が多くて本田さん革の裁断が上手いのと小物中心の製作になるので革が余らないのでココ最近ご無沙汰状態でございました。
今年の1月末ぐらいだったかな?2月になってたかな?
本田さんが神戸大丸に期間限定で出展されたので、顔だして事務所からの転送電話が掛かってきました(誰も居ないんかよ)。しかも電話気づかず留守電に。
関東からはるばるお問い合わせ。女性の方で寿退社されるそうで(おめでとうございます)、お世話になった職場の方々にプレゼントしたいと。しかも職場の方々も当ブランドをご存知でおられると。
普段ご要望を受け付けないんですけどね。なんか、そんな人生の大切な場面にリクエスト頂けた選んで頂けたと言うので感動と嬉しさが相まって製作を決意。
余り革を確認したけど、本当に使えない部位ばかり。専用にレザーを用意すると原価代金が乗っかかって値上げを余儀なくされる。
『Serviette』とはフランス語で”まかない”と言う意味で命名したけど我ながら上手くネーミングしたものだと納得。
私がブーツをオーダーするために準備したレザーを使うことを決意。椎名君にも事情を話して急遽製作を決定した次第デス。
革厚約2mmの肉厚バーガンディーでレザーのヴォリューム感満点
ブーツは雨風に耐え足元を守るアイテムが故にレザーに耐久性が求められます。今回採用したレザーは革厚約2mmのレザーを現厚のまま採用。
シュリンクとは異なる独特の凹凸感はたまりません。
使い方を理解していただくためにデフォルトでポケットティッシュを装着してお届け致します。
肉厚なため補強パーツを装着するとスプリングホックの脚の長さに不具合が生じるため、ダイレクトに取り付け。
革の特性により臨機応変に対応する椎名君です。
今までは箔押しを施しておりましたが、今回のレザーは肉厚ですが、一般的なオイルレザーより防水性を高めるためにさらに加脂を行い革厚があるにも関わらず靭やかになるようお願いしてタンナーで製作されたレザーです。
オイル感と肉厚にも関わらず靭やかなレザーは椎名君の腕をもってしても箔押しは困難であると相談でした。
そのため今回は刻印で対応。
製作した時間・経験がそのままテクニックとして表現されるのがハンドメイドの醍醐味。
レザー愛好家は勿論、そこまでレザー愛好家ではないが、持ち物一つにこだわるお洒落さん達から支持されるアイテムを久々に製作して私も満足。
今回も30個近く製作できましたが、今回も製作分だけでございます。
次回製作は未定。
職人さんも革が無駄が無いよう綺麗に裁断されるので最近余り革が発生いたしません(良いことなんですけど)。
工房・アトリエのまかない料理である『Serviette~春の肉厚バーガンディー仕様~』是非ともご賞味下さいませ。
オーダーはこちらから
バーガンディーって素敵なカラー
おまけですが、私はバーガンディーってカラーがとても大好きです。
今まで愛用していたモノはスタッフにプレゼント(笑)。
花粉症の季節にさっとお洒落に専用ケース。
お客様のご契約の印鑑にさっとお洒落に専用ケース。
上質なレザーで小さな革小物でも育ててくださいませ。
街中で配ってるポケットティッシュをカモフラージュできるので、私も激しく愛用しております。